「今日のご飯何が良い?」
今日はフェイタンが仕入れてきた食材が沢山ある、それを手にフェイタンを振り返ると
何かの武器を磨きながらこっちを見ているフェイタンと目が合った。
「ワタシ食べれれば何でもいいよ」
「エェ〜〜〜〜〜」
思わず不平の言葉をこぼし、眉をよせる。
なんともつれないコメントにである。
「エビチリなんてどう?」
「エビチリって何ね?」
「・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
(まじですか・・・フェイタンって中国系だとばかり)
「・・・なんで黙るか?」
「・・・本当にしらないの?エビチリ」
「・・・・・・?」
「呼び方とか違うのかな・・・・・・」
「どんな感じの料理ね?」
「えびの辛いやつ・・・・・・」
何て説明すれば・・・自分でも分かるほどに眉を寄せ眉間に手をあて考える。
結果この回答だ。
「よし!取り合えず作ってみるよ」
++++
出来上がった品はなかなかだったのだが・・・。
「語学力なさすぎるね・・・」
「だって辛くてえびだし!」
まあこれも日常のひとこまである。